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「ゼロから作るDeep Learning」でP.104の勾配を求める関数 numerical_gradient に関してです。

def f2(x):
    return x[0]**2 + x[1]**2


def numerical_gradient(f, x):
    h = 1e-4 
    grad = np.zeros_like(x)

    for idx in range(x.size):
        tmp_val = x[idx]
        x[idx] = tmp_val + h
        fxh1 = f(x)

        x[idx] = tmp_val - h
        fxh2 = f(x)

        grad[idx] = (fxh1 - fxh2)/(2*h)
        x[idx] = tmp_val

    return grad

f2の勾配をnumerical_gradientで求めたいのですが、

numerical_gradient(f2, np.array([3.0, 4.0]))
numerical_gradient(f2, np.array([3, 4]))

この2つで結果が変わる理由がわかりません。
なぜ下の方法だとうまくいかないのか、どなたかわかる方がいらっしゃれば教えてください。
よろしくおねがいします。

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  • 1
    質問のタイトルは、内容の概要が分かるように書いてください。
    – htb
    2019年11月28日 5:46
  • 具体的には結果がどのように異なりますか? / また、タイトルは例えば「np.array で値の指定方法によって結果が異なるのはなぜか?」等の方が内容が多少分かりやすくなるかなと思います。
    – cubick
    2019年11月28日 5:54

2 件の回答 2

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ndarrayは内部に「型」をもちます。

print(np.array([3.0, 4.0]).dtype)
# float64
print(np.array([3, 4]).dtype)
# int32

今回のような浮動小数点数の計算をしたい場合に、int系の型のndarrayを渡すと、結果がintに丸められてしまいます。

x = np.array([3, 4])
x[0] += 0.1
print(x)
# [3 4]

次のようにすれば、[3.0,4.0]と同じ結果を得るはずです:

numerical_gradient(f2, np.array([3, 4]).astype(np.float))

参考:

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  • ありがとうございます、ndarrayの仕組みについて理解できました。
    – PUNK
    2019年11月28日 7:21
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user36828さんの回答ですでに決着していますが、整数を渡した場合と小数を渡した場合で具体的にどのような違いが出るのか興味が出てきましたので調べてみました。

ケース1

numerical_gradient(f2, np.array([3.0, 4.0]))


ケース2

numerical_gradient(f2, np.array([3, 4]))

で、次の計算結果が変わりました。

x[idx] = tmp_val - h

ケース1のとき、x[idx]はtmp_valよりhだけ小さい小数になりますが、
ケース2のときはtmp_val - hの計算結果の小数部が切り捨てられた整数がx[idx]に格納されます。

私も少し前「ゼロから作るDeep Learning」の3章から5章のソースコードを勉強のため写経(※)してみたのですが、整数を渡すときnumerical_gradientの振る舞いが変わるなんて思いもよりませんでした。※コピーペーストではなく手打ち

整数でも小数でも、どちらでも対応可能なコードを考えてみようと思いました。
実はちょっと試してみたのですが、うまくいかず、宿題になりました。

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