Pythonのwith文はファイルI/Oに関してよく見かけますが,それ以外に使い方があるのでしょうか?with open('myfile') as f:
以外で,with文を使うべき,または使っているのを見かけた例は何かありますか?
7 件の回答
後処理しないとリソースの残る物であればなんでも良いのではないでしょうか。
python2.7 の標準添付ライブラリを軽く調べてみた感じ
- unit テストライブラリの開始と終了をハンドリングしている (unittest)
- プロセスの管理、およびプロセス間通信の同期をハンドリングしている (multiprocessing)
で使っている様です。実際には __enter__
と __exit__
が宣言されていればユーザ定義オブジェクトでも使用出来るので、個人的にはどんどん使っていったら良いと思います。
既に出ているmattnさんの回答にあるように「後処理」が必要ならところには便利です。
以下のような実装がある場合:
cwd = os.getcwd()
os.chdir('/tmp/foo')
try:
run() # 何か
finally:
os.chdir(cwd)
withで使えるように次のようなcdを実装して:
@contextlib.contextmanager
def cd(target_dir):
cwd = os.getcwd()
try:
os.chdir(target_dir)
yield
finally:
os.chdir(cwd)
以下のように使えます:
with cd('/tmp/foo'):
run() # 何か
Fabricでwithを使う例がいくつかあります http://docs.fabfile.org/en/latest/tutorial.html
threading.Lock
を使うときはほぼ必ずwith
を使うと思います:
class Foo(object):
def __init__(self):
self.lock = threading.Lock()
def Bar(self):
with self.lock:
# atomic operation
with
が使えて便利というのではなく、with
を使うべきケースでしょう。
既出ではないものとしては、DB のトランザクションを扱うコンテキストでもよく見かけます。
import sqlite3
con = sqlite3.connect(":memory:")
con.execute("create table person (id integer primary key, firstname varchar unique)")
# Successful, con.commit() is called automatically afterwards
with con:
con.execute("insert into person(firstname) values (?)", ("Joe",))
# con.rollback() is called after the with block finishes with an exception, the
# exception is still raised and must be catched
Python3で新たに標準パッケージに入ったmockモジュールのpatchもよく使います。
http://docs.python.jp/3/library/unittest.mock.html#quick-guide
モック当てたものは必ず戻さないと他のテストに影響をあたえてしまうのでwithを使うべきものですね。
既出以外だと pytest でも使います。
import pytest
def test_zero_division():
with pytest.raises(ZeroDivisionError):
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