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AndroidアプリのUIをXMLで指定するときによく使う @+id/ ですが、なんでこれだけ + が入っているのですか?なんとなくこう書くものだと思って使っていましたが、改めて考えてみるとなんでだろうと思いまして… @id/ ではなぜいけなかったのでしょうか?

3 件の回答 3

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@+id の意味は「新規リソースとして新たに ID を振る」ということです。+ 記号付きの書き方をすると、整数のリソース ID が自動生成され、R.java に追加されます。

The plus-symbol (+) means that this is a new resource name that must be created and added to our resources (in the R.java file). There are a number of other ID resources that are offered by the Android framework. When referencing an Android resource ID, you do not need the plus-symbol, but must add the android package namespace

http://developer.android.com/guide/topics/ui/declaring-layout.html#id より

参照する場合は + 記号を指定せず、代わりに @id/hoge のように書きます。個人的には、タイポした場合に発見しやすくするためにも、参照のときは @+id/hoge といった書き方ではなく @id/hoge という書き方を推奨します。

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    使い分けるケースとしては、相互参照(RelativeLayoutで複数要素がお互いの位置に依存している場合など)が必要なときは@+id/hogeでの定義&参照が便利ですね。私も必要にならない限りは参照は@id/hogeで書いてます。
    – mhidaka
    2015年1月21日 4:34
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@+id/hoge : idを追加で定義する(参照にも使える)
@id/hoge : idを参照する

と私は理解しています。

RelativeLayoutで使うlayout_below等でIDを参照するような場合では@id/「も」使えます。
ただ、@+idを使っても結局同じ動作になる為、使い分ける必要性がなく@+idのみを使う人が多いのではないかと思います。

<RelativeLayout
    android:layout_width="match_parent"
    android:layout_height="wrap_content">

  <TextView
      android:layout_width="wrap_content"
      android:layout_height="wrap_content"
      android:layout_below="@+id/text1"
      tools:text="text2"/>

  <!-- +を使わない場合 -->
  <TextView
      android:id="@id/text1"
      android:layout_width="wrap_content"
      android:layout_height="wrap_content"
      tools:text="text1"/>
</RelativeLayout>
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  • この書き方は、まだ定義されていないtext1を参照しているので、本来はビルドエラーになる気がします。(他の場所で既にtext1が定義されている、例えば<item name="text1" type="id" />を使って、IDをリソース管理している場合など例外はありますが)
    – quesera2
    2015年1月21日 15:45
  • 確かに。既存のプロジェクト上でレイアウト作ったので気づきませんでした。修正しました。 2015年1月22日 1:28
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@+id/とは何か?」について、完全に理解するには、前提としてID Resourceという地味な存在について理解する必要があると考えます。

これはres/values/配下に、以下のように定義することができます。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<resources>
  <item type="id" name="hoge" />
</resources>

個人的に@+id/hogeという記法は上記の定義を自動的に行う、糖衣構文の一種だと考えています。

IDリソースの使い道

ID Resourceを用いることでidのみを定義することができます。

@idはほぼViewでしか使わず、しかしViewid@+idで定義をした方がミスが減り品質が担保されるため、使い道はなさそうです。

しかしID Resourceはビルド時点で、名前ごとにユニークな値を持つことを保証してくれます。この性質は非常に便利なので頭の片隅に入れておくといつか役に立つかもしれません。

また、全てのidを事前にこの方法で定義すれば、参照だけでレイアウトを記述することも可能ですが、実際にやっているという話は聞いたことがないですし、血迷うなとしか言えません。

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    この方法が役に立つ場面があります。ビルドフレーバーを使用してlayoutのリソースを切り替える場合です。特定のビルドフレーバーの時にだけ存在するViewにandroid:id="@+id/xxx"の方式でIDを振っている場合に、ビルドフレーバーに依存しないJavaのコードでR.id.xxxを使用していると別のビルドフレーバーに切り替えた時にビルドできません。idリソースを共通に作成しておけばこの問題を回避できます。
    – niu
    2017年1月19日 7:56

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