ウチでもバックアップの目的で crontab
に
/usr/local/mysql/bin/mysqldump -u dbuser --password=hogehoge exampledb
なんて書いてあります。オイラはこれを危険とは思いません。
crontab
からスクリプトを呼ぶのは・・・うーんどうだろう。あまりお勧めしたくない感じ。
オイラなら mysqldump
は直接 crontab
に書くでしょう。理由は後述。
仮に、の話になってしまいますが
悪意あるユーザが database サーバマシンに不正ログインできたときに
dbpassword が書いてある script があったら速攻、情報窃取ができてしまいます。
dbpassword が無かったら brute force なり social engineering なりで
パスワードを探す時間が必要=窃取される前に管理者が気づける可能性が増えます。
(まあ不正ログインされている時点で限りなく無意味なわけですが)
社員による情報の持ち出しを防止するためには、当該マシンにアクセスする権限がある
正規ユーザであっても簡単に db アクセスできないように工夫すべきでしょう。
持ち出したいと考えているユーザにとっては password が平文で書いてある script なんてのは
まさに狙い目、真っ先に探す対象になります。
dbpassword がログインパスワードと同じとかだと social engineering の対象です。
あるいは当該 script を telnet や ftp 等の平文転送システムに流したら、
経路上の誰かに傍受される可能性があります。
というわけで
- 扱いを誤ればセキュリティホールにはなりうるだろう。
- 危険か危険でないかは管理者の判断次第。
と言う当たり前のことしかいえないです。
まあ少なくともデータベース管理者か root
のみが当該ファイルを読み書きできるよう
ファイルのパーミッションは 500
にしておくくらいの対処はしとくべきだと思います。
crontab
を直接使うとこの辺のパーミッションの管理は自動でできるわけですし、
わざわざ別に script 書くより安全な気がします。
cron
がプログラムを起動する際の実効ユーザが誰かを考えると 500
のユーザは誰?と
いささか悩ましいですし。