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.tmux.conf の設定例などを見ていると、以下のように escape-time 設定を 0 にしている例をしばしば見かけます。

set-option -s escape-time 0

man ページを見ていると、これは「エスケープシーケンスの一部かどうかを判定するために wait する時間」だと書いてありますが、これはどうして 0 にしてしまっていいのでしょうか。

(もしくは、これを 0 にすることによって引き起こされる可能性がある問題としては、どのようなものがありますか?)

1 件の回答 1

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Manページを見ると「if it is part of a function or meta key sequences.」とありますので「Esc + A」とかそういう操作をしやすくするために 遅延させてるのだと思います。

0にすることで遅延がなくなり Esc キーをおした時の操作感が速くなります。
Vim では Esc キーを多用するのでそのように設定している人が多いようです(この情報にはソースはありませんが・・・)。

Set the time in milliseconds for which tmux waits after an escape is
input to determine if it is part of a function or meta key sequences.
The default is 500 milliseconds.

日本語だと

ミリ秒を指定します。Function またはMeta key sequence の一部であるかを決定するために Escape が入力された後に Tmux は 待ちます。デフォルトは 500 ミリ秒です。

という感じでしょうか。

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  • ああ、なるほど。ESC+AM-A と認識させるか、 ESC+Aと認識させるか、そのための delay 時間がこれなのですね。理解しました。
    – Yuki Inoue
    2016年4月25日 6:41
  • 3
    正確には、端末によってはM-Aというキーの組み合わせがESC+Aとしてプロセスに送られるってことです。プロセスからはユーザがESCとAを連続して押したのかM-Aを押したのか原理的には区別できないので、ディレイを見て区別するわけです。他にも上矢印キーがESC+[+Aとか色々あります。ウィンドウシステムから直接イベントを取れる場合は矢印キーは矢印キーとわかるのでこういった区別は必要ありません。
    – shirok
    2016年4月25日 7:02
  • @shirok なるほど、 tmux 自身 が M-系の処理を行うので、 ESC を受け取ったときに、自身がそれを受け取るか、管理している仮想端末にそのまま流すか、それを判断するために wait する時間が、ここで設定されているのだと理解しました。
    – Yuki Inoue
    2016年4月30日 4:35

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