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お世話になります。
現在、サードパーティーKeyboardアプリを作成中の者です。C++は素養がほぼありません。Objective-Cは基本だけわかる初心者です。よろしくお願いします。

Swiftにてコーディングしておりますが、Mozc for iOSを導入したいと願っています。
現状、「Google CGI API for Japanese Input」を利用して、サーバアクセスをし、変換候補を取得して簡易的に漢字変換を実装していますが、ローカルのMozcで実装できればと思いながら、実現できずにおります。

JapaneseKeyboardKitのコードを拝見し、実機デモも行い、学習させていただいています。
しかし、Objective-Cから、Swiftへの移植で困難を覚えています。
特に現状では、SwiftへのC++のライブラリの取り込み方法がわからず、躓いております。

実装準備として、JapaneseKeyboardKitのコードからお借りして、
inputCandidate.h
inputManager.h
の二つのヘッダファイルを、keyboard-bridging-header.hで#importし、
inputCandidate.mm
inputManager.mm
もkeyboardアプリに配置し、
Mozc-for-iOS/src/out_ios/Release-iphoneos配下の
すべてのC++ライブラリ群をLink Binary with Libraryに登録致しました。

しかし、imputManager.mmファイル30行目あたりの

#include "composer/composer.h"

の部分で、
「file not found」
エラーが出て、先に進めずにおり弱っております。
「composer.hというC++のファイルにアクセスできていないようだな」とは思うのですが、
ブリッジングヘッダーでC++をObjective-Cでラップした前記2つのhファイルをimportし、
読み込ませているつもりですが、どうcomposer/composer.hにアクセスできるのかわかりません。

Objective-Cを覚えて、現在Swiftで書いているkeyboardアプリのコードを書き直すか、
Swiftでの実装が可能ならば、Swiftのままで行くか悩んでおります。

これはMozc for iOSに関する質問というより、C++ライブラリのSwiftでの利用に関する質問かと思いますし、初歩的な質問かもしれませんが、ネット上でC++のライブラリ導入に関しての情報が少な目(自分には十分理解できず)ですので、ヒントがありましたら、どうぞよろしくお願いいたします。

2 件の回答 2

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composer.h が見つからないのはおそらくSwift関係なく、プロジェクトのHEADER_SEARCH_PATHの設定が正しくできていないのだと思います。Bridgingヘッダや、Swiftのコードがなくても同じエラーが出るのではありませんか?まず単にコードをコピーしただけのプロジェクトでビルドできるかどうか確認してみましょう。

それはともかく、Swiftは今のところ、C++のコードと直接の互換性はないので、CかObjective-Cでラップする必要があります。SwiftからはラップしたCやObjective-Cを直接呼び出すことになります。

例えば、JapaneseKeyboardKitはMozcのコードをObjective-CとObjective−C++でラップしていますので、そのコードはSwiftから呼び出すことができます。

JapaneseKeyboardKitのInputManagerクラスのAPIをSwiftから使う場合を説明します。
JPKBターゲットにManager.swiftというファイルを追加します。そのとき、Bridgingヘッダを追加するかどうかXcodeが聞いてくると思うので、追加します。

Bridgingヘッダに次のようにimport文を追加します。

#import "InputManager.h"

これだけでManager.swiftからInputManagerのコードが扱えるようになるので、

import UIKit

class Manager: NSObject {

    func requestCandidates(forInput input: String) {
        let manager = InputManager()
        manager.requestCandidatesForInput(input)
        ...
    }

}

上記のようにSwiftでコードを書いていきます。

まとめると、Swiftから直接Mozcのコードを扱うことはできません。Objective-CまたはCでラップする必要があります。なので、アプリの大部分はSwiftで書くにしても、少しはObjective−CあるいはCを覚えて、書く必要があります。

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  • Kishikawa様 詳細な解説を大変ありがとうございます。ご多忙の中大変恐縮です。 ご教示に心より感謝いたします。 また、Kishikawa様の平素の御活動にもあわせて心より感謝申し上げます。 いただいたアドバイスをもとに確認・実装を進めさせていただきます。 ・HEADER_SEARCH_PATHについて、理解しておりませんでした。 この点、学習して、確認を進めてまいります。 ・InputManagerクラスのAPIのJPKBでのSwift実装の具体例も大変ありがとうございました。早速取り組んでみます。 ・JapaneseKeyboardKitのコードを拝見していて、MOZCの導入にはやはりObjective-C、C、C++の理解は必須であると考えておりました。学習を進めてまいります。 まずはお礼までで失礼します。
    – Takezo
    2016年4月11日 3:46
  • $(PROJECT_DIR)/Mozc-for-iOS/src ,$(PROJECT_DIR)/Mozc-for-iOS/src/out_ios/DerivedSources/Release/proto_out,$(PROJECT_DIR)/Mozc-for-iOS/src/third_party/protobuf/src などを、Build Setting > Search Paths >Header Search Pathsで設定していないことが原因でした。 無事、もろもろの必要ファイルにアクセスできるようになりました。 大変ありがとうございました! あとは、Swiftで、MozcのAPIを利用していけるよう、アドバイスやJPKBのソースを参考に取り組ませていただきます。 本当にありがとうございました!!!
    – Takezo
    2016年4月11日 7:14
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JapaneseKeyboardKitのBuild Settings設定を拝見し Search Paths > Header Search Pathsの各設定項目を拝見して、該当ディレクトリを見たところ、読み込めていなかったヘッダーファイルがありました。
ヘッダーファイルの「file not found」は、header search pathsの問題が多いようであると勉強になりました。

以下の画像は、JapaneseKeyboardKitの当該設定部分で、参考となりました。
私同様に躓く方への参考のため、メモを残します。

Header_Search_Pathsの設定

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