SqlConnectionクラスのOpenメソッドを使用するのと、LinqToSQLでDBContextクラスを生成する方法とどちらかおすすめでしょうか。
どちらでも接続方法はわかるのですが、違いをよく理解してないまま使うのも気持ち悪いので…
ご教授ください。
データベースエンジンへの接続は手段でしかなく、真の目的はデータベース操作(データ取得 and/or データ操作)にあるはずです。
というわけで接続した後で何をしたいのでしょうか? 固定的なSQL文を発行するだけでいいのであればSqlConnection
クラス及びSqlCommand
クラスを使用することになりますが、O/R Mapperを使いたいのであればライブラリが用意されています。
ただし、LinqToSQL
は.NET 3.5での初登場からほぼほぼ放置されており、なおかつ.NET 3.5 SP1にてEntity Frameworkという別のライブラリが登場しています。こちらは随時、機能追加・バージョンアップを重ねています。もしLinqToSql
を検討されているのであればそれよりはEntity Framework
をお勧めします。
何をやりたいのかによって最適な手段はことなってきます。
ADO.NETによる接続であればSQLを直接記述するので、SQL Serverの機能を余すところなく利用できます。
LINQ To SQLはSQL Serverのスキーマを元にクラスを自動生成する簡易的なORマッパーです。SQLを直接記述する事も出来ますが、原則として自動生成されるSQLを使うことになるので非効率なSQL文が生成される事もあるでしょう。静的型のチェックによる恩恵もあるのでADO.NETに比較してコーディングは楽になるでしょう。
Entity Frameworkはクラス設計を元にSQL Serverのスキーマを生成するORマッパーです。先にクラス設計を行うので既存のデータベースに対して利用するのは難しいです。また逆にEntity Frameworkを使わずにSQL Serverにアクセスする必要が生じた場合に苦労するかもしれません。
Database First
をサポートしています。その後の機能追加でクラス設計から行うCode First
もサポートされました。
お二人の回答とても参考になりました。
LinwToSqlが個人的には簡単でいいな、と思っていたのですが、EntityFrameworkも勉強して使えるようにしたいと思います。
貴重な回答とお時間、ありがとうございました。