参考サイトとサンプルコードを拝見させていただきました。
まず、参考サイトでは一度のみの実行しか考慮しておらず、プログラムによる繰り返しを考慮したコードになっていません。
その前提でサンプルコードを見てみるとfor文で一気にアニメーションを登録しているため、同時に100個分のアニメーションが登録されてしまっています。
結果的に一番最後に登録したアニメーションのみ実行されてしまっています。
そのため、何らかの方法で1つ前のアニメーションが終了してから次のアニメーションを登録するように実装する必要があります。
以下はサンプルコードを極力引き継いだ形での例です。
int _count = 0; //ラベルに表示する数字用の変数
int _maxCount = 100; //カウントアップする上限値
- (void)viewDidLoad {
[super viewDidLoad];
UILabel *label = [[UILabel alloc] init];
label.frame = CGRectMake(100, 190, 100, 50);
label.backgroundColor = [UIColor yellowColor];
label.textColor = [UIColor blackColor];
label.font = [UIFont fontWithName:@"AppleGothic" size:22];
label.text = [NSString stringWithFormat:@"¥%d",_count];
[self.view addSubview:label];
label.tag = 100; //別メソッドで取り出すためのタグを設定
[self addTransitionToLabel:label withCount:_count]; //アニメーションの追加
}
/*
* CAAnimation(CATransitionの親クラス)のデリゲートメソッド
* デリゲート先にこのクラスを指定したアニメーションが終了した際に呼び出される。
*/
- (void)animationDidStop:(CAAnimation *)anim finished:(BOOL)flag {
UILabel *label = (UILabel*)[self.view viewWithTag:100]; //タグを指定して対象のラベルを取得
//停止を検知したアニメーションがlabel.layerに追加したものかどうか判定する
//(CATransitionは自動的にtransitionがキーとして割り当てられるため、
// transitionをキーにしてlabel.layerからアニメーションを取り出す)
if (anim==[label.layer animationForKey:@"transition"]) {
//label.layerから前回のアニメーションを削除する
[label.layer removeAnimationForKey:@"transition"];
_count++; //ここでカウントをインクリメント
if (_count>_maxCount) {
//_maxCountまでアニメーションが終わったら次のアニメーションを追加せずメソッドを終える
return;
}
//次回のアニメーションを登録する
[self addTransitionToLabel:label withCount:_count];
}
}
/*
* アニメーション登録部分を別メソッド化
*/
- (void)addTransitionToLabel:(UILabel*)label withCount:(int)count {
CATransition *Anim = [CATransition animation];
[Anim setType:kCATransitionMoveIn];
[Anim setSubtype:kCATransitionFromBottom];
[Anim setDuration:0.2f];
[Anim setDelegate:self]; //CAAnimationのデリゲート先としてself(このクラス)を指定
[Anim setRemovedOnCompletion:NO]; //animationDidStopで判定するため自動削除させないようにする
[label.layer addAnimation:Anim forKey:nil];
label.text = [NSString stringWithFormat:@"¥%d",count];
}
この例では画面表示直後にアニメーションが実行されますが、addTransitionToLabel:withCount:
を実行することで任意のタイミングで再度実行可能です。
例示するためのコードなので、やるべきでない書き方をしている部分がいくつかあります。実際に利用される場合は適宜書き換えてください。