ESP-WROOM-02をArduino IDE 1.6.5でプログラムする環境において、サンプルスケッチのESP8266WiFi/WiFiClient.ino サンプルを流用してJSON文字列をHTTPでGETするプログラムを書いているのですが、レスポンスヘッダを含めて1360bytes程度までしか取得できず困っています。
一定以上の大きさのリソースは取得できないという制限があるのならば、Web側でCGIなりで加工する実装に切り替えようと思いますが、この1360bytesの制限を変更する方法をご存知の方がいらっしゃいましたら、教えていただければありがたく存じます。
スケッチは以下のようになります。
#include <ESP8266WiFi.h>
const char* ssid = "your-ssid";
const char* password = "your-password";
const char* host = "example.com";
void setup() {
Serial.begin(115200);
delay(10);
WiFi.begin(ssid, password);
while (WiFi.status() != WL_CONNECTED) {
delay(500);
}
}
void loop() {
delay(5000);
Serial.print("connecting to ");
Serial.println(host);
WiFiClient client;
const int httpPort = 80;
if (!client.connect(host, httpPort)) {
Serial.println("connection failed");
return;
}
String url = "/hugedata.json";
Serial.print("Requesting URL: ");
Serial.println(url);
client.print(String("GET ") + url + " HTTP/1.1\r\n" +
"Host: " + host + "\r\n" +
"Connection: close\r\n\r\n");
delay(10);
while(client.available()){
String line = client.readStringUntil('\r');
Serial.print(line);
}
}
(2015-11-07 02:40追記)アクセス先のVPSサーバでtcpdumpをとったりして試したところ、eth0のMTUを1500から1400(=MSS:1360)にしたところ、大きなファイルでもESP-WROOM-02でも8KBのファイルがGETできたので、ESP8266WiFi.hではなくて、回線の問題になると思います。ネットワーク環境を調整して引き続き調査しています。
(2015-11-07 03:24追記)tcpdumpの3way hand shakeの様子を見ていると、我が家の回線がCATVでMTU=1400のところを、ESP-WROOM-02からのSYNでMSS=1380を要求していました。
- アクセス先のサーバがMTU=1500(MSS=1460)のときは、SYN+ACKでMSS=1460が提示され、結果としてMSS=1380(MTU=1420)が採用、サーバからCATV回線にパケットが通らないという状態。
- アクセス先のサーバがMTU=1400(MSS=1360)のときは、SYN+ACKでMSS=1360が提示され、結果としてMSS=1360(MTU=1400)が採用、サーバからCATV回線にパケットが通る。
という切り分けができました。よって、問題は、自宅内のネットワーク環境で、ESP-WROOM-02がMTU=1420(MSS=1380)を採用する原因を調査することになりました。