tikz
パッケージは内部で color
パッケージをロードします。color
パッケージと graphicx
パッケージはともに「ドライバ依存」(ドライバとは例えば dvipdfmx や dvips などのデバイスのこと)であり、なおかつ、その「ドライバ依存のコードを定義したファイル」を共有しています。したがって、\usepackage[dvipdfmx]{graphicx}
の時点で正しいドライバ定義ファイル dvipdfmx.def
を読み込んでいても、その後で \usepackage{color}
した際に「デフォルトのドライバ定義ファイル」である dvips.def
が読み込まれて定義の上書きが起きてしまいます。dvips.def
は EPS 以外の画像形式をサポートしないので、この上書きにより PNG などの他の形式の画像が取り込まれなくなります。そこで、
\documentclass[a4j,dvipdfmx]{jarticle}
のようにクラスファイルを指定する際に「グローバルなドライバ指定」をするか、
\usepackage[dvipdfmx]{color}
\usepackage{tikz}
のように事前に color
パッケージをドライバ指定付きで読み込んでおきます。全体としては以下の様になるかと思います。
\documentclass[a4j,dvipdfmx]{jarticle}
\usepackage{float}
\usepackage{graphicx}
\usepackage{tikz}
\usetikzlibrary{chains}
\usepackage{epstopdf}
\begin{document}
\begin{figure}[H]
\centering
\includegraphics[width=10cm]{images/hoge.png}
\caption{hoge}
\end{figure}
\end{document}