おっしゃる通り、thisが指す物は呼び出し方によって変わります。
(this は変数ではなくキーワードなので所属、というかスコープのような物は無いと思います)
関数呼び出し
・普通に関数呼出しするとthisはwindow
これは strictモードか否かによって変わります。
function Hoge(){
"use strict";
return this;
}
Hoge();
// -> undefined
上記のように strictモードでは this は undefined です。非strictモードではグローバルの this (ブラウザでは window)になります。
メソッド呼び出し
function Hoge(){
return this;
}
obj = {a: 1, b: 2, hoge: Hoge};
obj.hoge();
// -> obj
他のオブジェクトのメソッドとして呼び出されると、this はその呼び出しに使ったオブジェクトになります
call
やapply
による呼び出し
function Hoge(){
return this;
}
obj = {a: 1, b: 2};
Hoge.call(obj);
// -> obj
Hoge.apply(obj);
// -> obj
call と apply は this のオブジェクトを何にして実行するか指定して、関数を呼び出します。
new による呼び出し
function Hoge(){
this.p2 = "set in Hoge";
}
Hoge.prototype.p = "set in prototype";
new_obj = new Hoge;
new_obj.p;
// -> "set in prototype"
new_obj.p2;
// -> "set in Hoge"
new は 新しいオブジェクトを作ります。
そのオブジェクトのプロトタイプには、与えられた関数オブジェクトの「prototypeプロパティ」が設定されます。
そして、this はその新しいオブジェクトになります。
注意
・関数定義した時点で既に、thisはwindow?
window.p; //undefined
Hoge.p; //undefined
HogeのプロパティであるHoge.p
は Hoge関数の定義内の this.p とは関係ありません。
Hogeにプロパティを追加するには、
Hoge.p = 1;
のようにします。このように代入しても、もちろん this.p には何の影響もありません。