Ruby on Rails を使っていて、モジュール名の末尾に able
というサフィックスを見かけることがあります。どのような場合に、なぜこのサフィックスを付けるのでしょうか。
Put chubby models on a diet with concerns – Signal v. Noise
例えば上記のサイトでは次のようなコードが書かれています。
Ruby on Rails を使っていて、モジュール名の末尾に able
というサフィックスを見かけることがあります。どのような場合に、なぜこのサフィックスを付けるのでしょうか。
Put chubby models on a diet with concerns – Signal v. Noise
例えば上記のサイトでは次のようなコードが書かれています。
RailsのConcernで使われるモジュール名はたしかに xxx-able となっているものが多いです。
実際僕もよく xxx-able という名前のモジュールを作ります。
が、これはあくまで慣習であり、規約ではありません。
なので、xxx-able以外のモジュール名にしても全く問題ありません。
一般論として、クラス名/モジュール名やメソッド名には「わかりやすい名前」を付けるのが原則です。
なので、たとえば「includeすると タグが使える ようになるモジュール」であれば、「タグが使える = Tag + able = Taggable」という名前を付けるとわかりやすい、ということになります。
ですが、絶対ではないので、Taggableよりも適切な名前があると考えるのであれば、別の名前を付けるのもアリです。
とはいえ、「Concernであればxxx-ableにする」というのがRailsの世界では「暗黙の了解」になっているので(個人的な観測範囲では)、よっぽど不自然な名前や意味がわからない名前にならない限り、xxx-ableにした方が他のRailsプログラマにとってもわかりやすいと思います。
モジュール名の末尾に"-able"を付ける理由は、そのモジュールがMixinしたクラスに機能を追加するからだと私は考えています。
Railsのconcernsディレクトリには、関心事を分離するために独立した機能を定義したモジュールが配置されます。例にあるようなTaggableモジュールも、独立した機能を定義したモジュールの1つです。
そのため、命名規則として"-able"をモジュール名の末尾に付けると感じられたのだと思います。
よって、そのモジュールがMixinしたクラスに機能を追加する場合は、名前の末尾に"-able"を付けると分かりやすいモジュール名になると思います。