String.Formatメソッドの書式指定には方法がたくさんあり、いつもmsdnなどのサイトを確認しています。
下記の"{0}"
が書式指定にあたりますが、
String.Format("{0}", message);
理解するための覚え方、チートシートなどを教えてください。
.NETのString.Format()とC言語のprintf()と対比して説明します。
{index[,alignment][:formatString]}
%[flags][width][.precision]type
でalignment
とformatString
、flags
とwidth
とprecision
はそれぞれ省略可能です。
String.Format()のformatString
とprintf()のtype
のうち d
、x
、X
、e
、E
、f
、F
は同じ挙動をします。
String.Format()のalignment
とprintf()のwidth
は同じ意味合いを持ちます。
数値に限定すればString.Format()のformatString
には数値を後続させることができ、printf()のprecision
と同じです。
そのため
Console.Write("{0,10:d5}\n", 1234);
printf("%10.5d\n", 1234);
は同じ結果を得られます。
String.Format()は引数にIFormatProviderを受け取るオーバーロードが用意されています。受け取らないオーバーロードの場合は現在のスレッドのカルチャを使用します。いずれにしても指定されたカルチャに応じた出力が得られます。
例えば
Thread.CurrentThread.CurrentCulture = new CultureInfo("ja-JP");
Console.WriteLine("{0:N}", 1234.5678);
Thread.CurrentThread.CurrentCulture = new CultureInfo("de-DE");
Console.WriteLine("{0:N}", 1234.5678);
は、小数点や桁区切りが影響を受け
1,234.57
1.234,57
となります。
以上は数値に限定して説明しましたが、その他に列挙型(enum)、DateTime型、TimeSpan型(.NET 4以降)にも対応しています。
またformatString
はアルファベット1文字で表現される標準の書式の他に複数文字で表現するカスタム書式も用意されています。もちろんこれらもカルチャに応じた結果が得られます。
例えばDateTime型のカスタム書式を用いて
Console.WriteLine("{0:yyyy/MM/dd}", DateTime.Now);
といったこともできます。(得られる文字列に使われる日付区切り記号は/
とは限りません。)詳細はMSDNドキュメントを参照してください。
自己解答します。
string.Format の書式指定は、複合書式指定と呼ばれています。
MSDNでの解説がありますが、網羅的に書かれているため簡単に理解するためには向いていないと思うので、簡単にまとめます。
{インデックス[,アライメント][:フォーマット]}
という形式になっています。([]内は省略可能です)
要点と覚え方としては、以下のものが挙げられます。
,
は桁数を表す=桁区切りの記号と同じ(1,000など):
はフォーマット=内容を表す記号と同じ(X:fooなど)フォーマットに指定するのは、数値型や日付型などで変わりますが、よく使われる数値型のみ覚えておけばいいと思います。
チートシートは英語のものがたくさん見つかりましたが、日本語のものは見つけられませんでした。
よくまとめられていたサイトを挙げます。
http://blog.stevex.net/string-formatting-in-csharp/