amd x64 abi
っぽく見えますがそうじゃないかもしれませんので以下は憶測なのですが
amd x64 abi
のごく一部を解説した記事 アセンブリ言語で書かれた関数をC言語に書き直す では触れなかったのですが amd x64 abi
では rsp
レジスタを 16byte align する義務があります。今ここで真面目に解説すると長くなるので外部記事へリンク
x64 でのスタックの使用
x86-64 モードのプログラミングではスタックのアライメントに気を付けよう
提示コードは
- C コンパイラが生成したコードが call Test
する直前の rsp
は 16 の倍数です。
- call Test
命令によって rsp
は 8 減算されます(整合されなくなりました)
- その状態であなたのコードが call print
をしてしまうと rsp
が整合されていないので abi 違反
- つまり暴走しても強制終了しても文句言えない
- 正しく動かすには rsp
の再整合を行う prologue epilogue コードが必要
もし正しく print()
関数が呼び出せてかつ戻ってこれるなら、その返却値が rax
に格納される、というのは認識の通りです。が、現状不正な手続きで print()
関数を呼んでいるため print()
処理中にエラーが発生し OS によって強制終了させられています。なので結果的には「取得できない」ように見えています。 abi 仕様を満足させるべく rsp
のアラインメントを正しく取るように修正するとうまく動くと思われます。
# 既に指摘のある文字列の終端 \0
に関しては正しく修正が必要
x86 や x64 の abi は、アセンブラコードを人間が手書きするには難しすぎてお勧めできないです。この例においても当該 Test()
を C ソースで書いてアセンブラ出力させると予想しないほど面倒な prologue epilogue コードが生成されているのが観測されるはずです。
mov rcx,message
があなたの期待した動作をするかについては触れないでおくっス。多分こっちも修正する必要がありそう( nasm
は全然使っていないので保留)
オイラの後輩君がアセンブラ始めたいって言うなら Arm Cortex とかをお勧めします。 Raspberry pi が流行してるのは伊達ではないっス。