正規表現のグループ番号は、パターン文字列の内容に関わらず、(
が登場する順に1から割り振られます。
そのため、 b(\d)|a(\d)
というパターンであれば
b(\d)
側の(\d)
が1a(\d)
側の(\d)
が2
と割り振られます。このことを踏まえると次のような結果になるはずです。
"a4"
の場合- マッチ全体
a4
- グループ1
None
- グループ2
4
- マッチ全体
"b5"
の場合- マッチ全体
b5
- グループ1
5
- グループ2
None
- マッチ全体
以下はPythonには適用されません。
一部の正規表現エンジンは名前付きグループを定義できます。更に複数の名前付きグループを統合する機能を持つものもあります。例えば.NETの正規表現では次のようにでき、名前付きグループ num
で参照できます。
b(?<num>\d)|a(?<num>\d)
"a4"
の場合- マッチ全体
a4
- グループnum
4
- マッチ全体
"b5"
の場合- マッチ全体
b5
- グループnum
5
- マッチ全体