HTML5からコンテンツ・カテゴリー、コンテンツ・モデルなどが導入されましたが、その中でも「透過的コンテンツモデル」という概念(仕組み?)がよく理解できず困っています。
例えば下記MozillaのMDN Web Docsの中では、
要素が透過的コンテンツモデル (transparent content model) を持っている場合、透過的な要素が削除されたり、子要素で置き換えられたりしても、それ自身のコンテンツが必ず妥当な HTML 5 として構造化されているものです。
https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/Guide/HTML/Content_categories#transparent_content_model
とあります。
上記の『要素が透過的コンテンツモデル (transparent content model) を持っている場合』というのは、「要素が透過的コンテンツモデルである子要素を持っている(HTMLの記述としてソースに存在している)場合」という意味なのか、「その要素が子要素に持てるものとして透過的コンテンツモデルが許可されている場合」という意味なのか、はたまた別な解釈が必要なのか、どちらでしょうか?
また、透過的コンテンツモデルとしてあてはまるHTMLタグは何になるのでしょうか?
https://www.asobou.co.jp/blog/web/html5-4
https://chooringo.hatenablog.com/entry/2018/10/22/003300
https://www.tagindex.com/html5/basic/transparent.html
などのページでは
<a>, <audio>, <canvas>, <del>, <ins>, <map>, <noscript>, <object>, <video>
の9個のタグが列挙されていますが、
前述の MDN Web Docs および
https://www.w3.org/TR/2011/WD-html5-20110525/content-models.html#transparent-content-models
などのページでは(一部、タグの例示はされているものの)詳しいHTMLタグの一覧はありません。
- 前者で列挙された9個のタグは正しい説明なのか、その根拠となる一次情報はどこにあるのか、どなたかご存知でしょうか?(タグの一覧ではなく、108個ほどあるHTMLタグのドキュメントを全部見て判断するということでしょうか)
MDN Web Docsに戻りますが、
透過的な要素が削除されたり、子要素で置き換えられたりしても、それ自身のコンテンツが必ず妥当な HTML 5 として構造化されている
https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/Guide/HTML/Content_categories#transparent_content_model
という記述についてもよく理解できておりません。ドキュメントの例文では
<p>私たちはこれらの真実を<del><em>不可侵なものでありかつ否定できない</em></del><ins>自明の</ins>ものであるとし続けた。</p>
というHTMLの記述が
<p>私たちはこれらの真実を<em>不可侵なものでありかつ否定できない</em>自明のものであるとし続けた。</p>
に書き換えられていますが、書き換え後に言われている「妥当なHTMLです」はどういう意味でしょうか。
- 妥当なHTML(および妥当ではないHTML)とはなんでしょうか?
そもそもドキュメントで、
透過的コンテンツモデル
要素が透過的コンテンツモデル (transparent content model) を持っている場合、透過的な要素が削除されたり、子要素で置き換えられたりしても、それ自身のコンテンツが必ず妥当な HTML 5 として構造化されているものです。
のように、「透過的コンテンツモデル」の説明をしているその中で「透過的コンテンツモデルを持っている場合、〜構造化されているものです。」と説明されるのは妥当なのでしょうか。。。
- 透過的コンテンツモデルを持っている場合にxxxである、とあるが、しかしその透過的コンテンツモデルとは何であるのかをまず知りたい。
長くなりすみません。自身の前提知識が何かしら欠落しているために読解できていないのかと思っていますが、どなたかのお知恵を拝借できましたら幸いです。