test3.cpp
の#include
の内容を忠実に追えばわかることです。
#include<iostream> // これは質問と関係ないので追わない
#include"test1.cpp"
#include"test1.h"
#ifndef test1_H_
#define test1_H_ // test1_H_がここで定義される
#include<iostream> // これは質問と関係ないので追わない
#include"test2.h"
#ifndef test2_H_
#define test2_H_
#include<iostream> // これは質問と関係ないので追わない
#include"test1.h"
#ifndef test1_H_ // test1_H_は定義済みなので#endifまで無視される
#endif
namespace B{
A::K t; // ここより上にAに関する宣言が存在しない
void Func();
};
#endif
namespace A{
class K{
public:
int k;
void main();
};
};
#endif
void A::K::main(){
std::cout << A::K::k << std::endl;
}
#include"test1.h"
#include"test2.cpp"
#include"test2.h"
int main(){
B::Func();
}
見て明らかなように、 A::K t;
に到達した時点で、 A
に関する宣言・定義いずれもありません。ですのでエラーになります。
というように、#include
はいい感じに解決してくれる魔法のキーワードというわけではなく、愚直に指定された行に指定されたファイルの内容をインクルードする機能です。
逆に言えば、#include
結果は開発者にも正確に理解できる機能であり、test3.cppで書かれた
#include"test1.cpp"
#include"test1.h"
#include"test2.cpp"
#include"test2.h"`
のように何でもかんでも#include
すれば問題が解決できるなどと考えるべきではありません。もっとご自身の書いたソースコードに目を向けましょう。