これでエラーが直るはずです。
ではなぜ、if
文以外のところではreturn
文を書かずに関数から早期リターンできていたのでしょうか? その理由は?
後置演算子にあります。?
演算子は引数にResult
型かOption
型の値をとり、それらがOk(..)
かSome(..)
なら、包まれている値をアンラップします。また、もしそれらがErr(..)
かNone
なら、return
文のように関数から早期リターンします。?
演算子の働きにより、return
を書かなくても関数からの早期リターンが行われていたわけです。
その中でただし、このドキュメント(1.9/book
)は2016年ごろに和訳されたものですので、全体的に内容が古くなっています。try!()
マクロというものが出てきますが、現在ではそれに代わって?
後置演算子を使います。try!(値)
のところは値?
と読み替えてください。
なお、このこのドキュメント(1.9/book
)は2016年ごろに和訳されたものですので全体的に古くなっています。よりもう少し新しい、2018年ごろの2nd Editionという和訳ドキュメントもありますので、Rust。Rustの基本について知りたいときは、そちらも参照してください(。ただ、残念ながらなことに、2nd Editionではエラー処理についてはあまり詳しく解説されていません)。