Skip to main content
Commonmark migration
ソース リンク

4.4. トレース情報
SMTP サーバーが配送またはさらなる処理のためにメッセージを受信したとき、セクション 4.1.1.4 で議論されている通り、メッセージ内容の先頭にトレース("タイムスタンプ(time stamp)" または "Received")情報を追加しなければならない(MUST)。

 

この行は以下のように構造化されなければならない(MUST):

 
  • SMTP 環境では必ず提供されなければならない(MUST) FROM 節は、(1) EHLO コマンド内で提示される通りの送信元ホスト名と、(2) TCP 接続から決定される送信元の IP アドレスを含むアドレスリテラルとを、両方含むべきである(SHOULD)。
  • ID 節は RFC 822 で提案されている "@" を含んでもよい(MAY)が、必須ではない。
  • FOR 節が現れる場合、たとえ複数の RCPT コマンドが与えられたとしても、正確にひとつの エントリを含まなければならない(MUST)。複数の はある種のセキュリティ問題を引き起こすため、非推奨である。セクション 7.2 参照。
 

インターネットメールプログラムは、メッセージのヘッダセクションにすでに追加されている Received: 行を変更したり削除したりしてはならない(MUST NOT)。SMTP サーバーはメッセージの先頭に Received 行を追加しなければならない(MUST)。既存の行の順序を変更したり、別の位置に Received 行を挿入したりしてはならない(MUST NOT)。

3.6.3. リレーとしてのメッセージサブミッションサーバー

 

途中省略

 

セクション 6.4 の議論の通り、リレー SMTP はメッセージのヘッダ部やボディを検査したり、それらに基づいて動作したりする必要はなく、またヘッダに自身の "Received:" フィールド(セクション 4.4)を追加する場合と、オプションでメールシステム内のループの検出を試みる場合とを除き、そうしてはならない(MUST NOT)。 当然ながらこの禁止事項は、これらのヘッダフィールドまたはテキストに対する変更にも適用される(セクション 7.9 も参照してほしい)。

 

3.7.2. ゲートウェイにおける Received 行
メッセージをインターネット環境の内側または外側へ転送するとき、ゲートウェイは Received: 行を追加しなければならない(MUST)が、すでにヘッダセクションに追加されている Received: 行を変更してはならない(MUST NOT)。

 

他の環境から発信されたメッセージの "Received:" フィールドは、本仕様に正確に従わない可能性がある。しかしながら、Received: 行のもっとも重要な使用法はメール障害のデバッグ作業であり、Received: 行を "修正(fix)" しようとする善意のゲートウェイによって、そのデバッグ作業はひどく妨げられる可能性がある。 非 SMTP 環境で発生したトレースヘッダフィールドのための別の結論として、受信システムはトレースヘッダフィールドのフォーマットに基づいてメールを拒否してはならず(MUST NOT)、予期せぬ情報やそれらのヘッダフィールドのフォーマットを踏まえて、極めて頑強であるべきである(SHOULD)。

 

6.4. 不正行為を補正する

 

内容抜粋(全文は紹介先を参照のこと)

 

発信 SMTP サーバー、または初期投入(メッセージサブミッション)プロトコルとしての SMTP の接続先として使用される SMTP サーバーが必要とするのであれば、処理されるメッセージに以下の変更が適用されてもよい(MAY):

 
  • アドレスを適切な FQDN フォーマットに修正する
 

修正を行うべきかどうかやその方法を考慮するとき、クライアントに付いてサーバーが持つ情報が少なければ少ないほど、これらの変更は正しくなりそうになく、より警戒と保守主義とが適用されるべきである。これらの変更は中間リレー機能を提供する SMTP サーバーによって適用されてはならない(MUST NOT)。

4.4. トレース情報
SMTP サーバーが配送またはさらなる処理のためにメッセージを受信したとき、セクション 4.1.1.4 で議論されている通り、メッセージ内容の先頭にトレース("タイムスタンプ(time stamp)" または "Received")情報を追加しなければならない(MUST)。

 

この行は以下のように構造化されなければならない(MUST):

 
  • SMTP 環境では必ず提供されなければならない(MUST) FROM 節は、(1) EHLO コマンド内で提示される通りの送信元ホスト名と、(2) TCP 接続から決定される送信元の IP アドレスを含むアドレスリテラルとを、両方含むべきである(SHOULD)。
  • ID 節は RFC 822 で提案されている "@" を含んでもよい(MAY)が、必須ではない。
  • FOR 節が現れる場合、たとえ複数の RCPT コマンドが与えられたとしても、正確にひとつの エントリを含まなければならない(MUST)。複数の はある種のセキュリティ問題を引き起こすため、非推奨である。セクション 7.2 参照。
 

インターネットメールプログラムは、メッセージのヘッダセクションにすでに追加されている Received: 行を変更したり削除したりしてはならない(MUST NOT)。SMTP サーバーはメッセージの先頭に Received 行を追加しなければならない(MUST)。既存の行の順序を変更したり、別の位置に Received 行を挿入したりしてはならない(MUST NOT)。

3.6.3. リレーとしてのメッセージサブミッションサーバー

 

途中省略

 

セクション 6.4 の議論の通り、リレー SMTP はメッセージのヘッダ部やボディを検査したり、それらに基づいて動作したりする必要はなく、またヘッダに自身の "Received:" フィールド(セクション 4.4)を追加する場合と、オプションでメールシステム内のループの検出を試みる場合とを除き、そうしてはならない(MUST NOT)。 当然ながらこの禁止事項は、これらのヘッダフィールドまたはテキストに対する変更にも適用される(セクション 7.9 も参照してほしい)。

 

3.7.2. ゲートウェイにおける Received 行
メッセージをインターネット環境の内側または外側へ転送するとき、ゲートウェイは Received: 行を追加しなければならない(MUST)が、すでにヘッダセクションに追加されている Received: 行を変更してはならない(MUST NOT)。

 

他の環境から発信されたメッセージの "Received:" フィールドは、本仕様に正確に従わない可能性がある。しかしながら、Received: 行のもっとも重要な使用法はメール障害のデバッグ作業であり、Received: 行を "修正(fix)" しようとする善意のゲートウェイによって、そのデバッグ作業はひどく妨げられる可能性がある。 非 SMTP 環境で発生したトレースヘッダフィールドのための別の結論として、受信システムはトレースヘッダフィールドのフォーマットに基づいてメールを拒否してはならず(MUST NOT)、予期せぬ情報やそれらのヘッダフィールドのフォーマットを踏まえて、極めて頑強であるべきである(SHOULD)。

 

6.4. 不正行為を補正する

 

内容抜粋(全文は紹介先を参照のこと)

 

発信 SMTP サーバー、または初期投入(メッセージサブミッション)プロトコルとしての SMTP の接続先として使用される SMTP サーバーが必要とするのであれば、処理されるメッセージに以下の変更が適用されてもよい(MAY):

 
  • アドレスを適切な FQDN フォーマットに修正する
 

修正を行うべきかどうかやその方法を考慮するとき、クライアントに付いてサーバーが持つ情報が少なければ少ないほど、これらの変更は正しくなりそうになく、より警戒と保守主義とが適用されるべきである。これらの変更は中間リレー機能を提供する SMTP サーバーによって適用されてはならない(MUST NOT)。

4.4. トレース情報
SMTP サーバーが配送またはさらなる処理のためにメッセージを受信したとき、セクション 4.1.1.4 で議論されている通り、メッセージ内容の先頭にトレース("タイムスタンプ(time stamp)" または "Received")情報を追加しなければならない(MUST)。

この行は以下のように構造化されなければならない(MUST):

  • SMTP 環境では必ず提供されなければならない(MUST) FROM 節は、(1) EHLO コマンド内で提示される通りの送信元ホスト名と、(2) TCP 接続から決定される送信元の IP アドレスを含むアドレスリテラルとを、両方含むべきである(SHOULD)。
  • ID 節は RFC 822 で提案されている "@" を含んでもよい(MAY)が、必須ではない。
  • FOR 節が現れる場合、たとえ複数の RCPT コマンドが与えられたとしても、正確にひとつの エントリを含まなければならない(MUST)。複数の はある種のセキュリティ問題を引き起こすため、非推奨である。セクション 7.2 参照。

インターネットメールプログラムは、メッセージのヘッダセクションにすでに追加されている Received: 行を変更したり削除したりしてはならない(MUST NOT)。SMTP サーバーはメッセージの先頭に Received 行を追加しなければならない(MUST)。既存の行の順序を変更したり、別の位置に Received 行を挿入したりしてはならない(MUST NOT)。

3.6.3. リレーとしてのメッセージサブミッションサーバー

途中省略

セクション 6.4 の議論の通り、リレー SMTP はメッセージのヘッダ部やボディを検査したり、それらに基づいて動作したりする必要はなく、またヘッダに自身の "Received:" フィールド(セクション 4.4)を追加する場合と、オプションでメールシステム内のループの検出を試みる場合とを除き、そうしてはならない(MUST NOT)。 当然ながらこの禁止事項は、これらのヘッダフィールドまたはテキストに対する変更にも適用される(セクション 7.9 も参照してほしい)。

3.7.2. ゲートウェイにおける Received 行
メッセージをインターネット環境の内側または外側へ転送するとき、ゲートウェイは Received: 行を追加しなければならない(MUST)が、すでにヘッダセクションに追加されている Received: 行を変更してはならない(MUST NOT)。

他の環境から発信されたメッセージの "Received:" フィールドは、本仕様に正確に従わない可能性がある。しかしながら、Received: 行のもっとも重要な使用法はメール障害のデバッグ作業であり、Received: 行を "修正(fix)" しようとする善意のゲートウェイによって、そのデバッグ作業はひどく妨げられる可能性がある。 非 SMTP 環境で発生したトレースヘッダフィールドのための別の結論として、受信システムはトレースヘッダフィールドのフォーマットに基づいてメールを拒否してはならず(MUST NOT)、予期せぬ情報やそれらのヘッダフィールドのフォーマットを踏まえて、極めて頑強であるべきである(SHOULD)。

6.4. 不正行為を補正する

内容抜粋(全文は紹介先を参照のこと)

発信 SMTP サーバー、または初期投入(メッセージサブミッション)プロトコルとしての SMTP の接続先として使用される SMTP サーバーが必要とするのであれば、処理されるメッセージに以下の変更が適用されてもよい(MAY):

  • アドレスを適切な FQDN フォーマットに修正する

修正を行うべきかどうかやその方法を考慮するとき、クライアントに付いてサーバーが持つ情報が少なければ少ないほど、これらの変更は正しくなりそうになく、より警戒と保守主義とが適用されるべきである。これらの変更は中間リレー機能を提供する SMTP サーバーによって適用されてはならない(MUST NOT)。

本文に 2 文字追加
ソース リンク
kunif
  • 1.8万
  • 3
  • 18
  • 28
  • SMTP 環境では必ず提供されなければならない(MUST) FROM 節は、(1) EHLO コマンド内で提示される通りの送信元ホスト名と、(2) TCP 接続から決定される送信元の IP アドレスを含むアドレスリテラルとを、両方含むべきである(SHOULD)。
  • ID 節は RFC 822 で提案されている "@" を含んでもよい(MAY)が、必須ではない。
  • FOR 節が現れる場合、たとえ複数の RCPT コマンドが与えられたとしても、正確にひとつの エントリを含まなければならない(MUST)。複数の はある種のセキュリティ問題を引き起こすため、非推奨である。セクション 7.2 参照。
    インターネットメールプログラムは、メッセージのヘッダセクションにすでに追加されている Received: 行を変更したり削除したりしてはならない(MUST NOT)。SMTP サーバーはメッセージの先頭に Received 行を追加しなければならない(MUST)。既存の行の順序を変更したり、別の位置に Received 行を挿入したりしてはならない(MUST NOT)。

インターネットメールプログラムは、メッセージのヘッダセクションにすでに追加されている Received: 行を変更したり削除したりしてはならない(MUST NOT)。SMTP サーバーはメッセージの先頭に Received 行を追加しなければならない(MUST)。既存の行の順序を変更したり、別の位置に Received 行を挿入したりしてはならない(MUST NOT)。

  • SMTP 環境では必ず提供されなければならない(MUST) FROM 節は、(1) EHLO コマンド内で提示される通りの送信元ホスト名と、(2) TCP 接続から決定される送信元の IP アドレスを含むアドレスリテラルとを、両方含むべきである(SHOULD)。
  • ID 節は RFC 822 で提案されている "@" を含んでもよい(MAY)が、必須ではない。
  • FOR 節が現れる場合、たとえ複数の RCPT コマンドが与えられたとしても、正確にひとつの エントリを含まなければならない(MUST)。複数の はある種のセキュリティ問題を引き起こすため、非推奨である。セクション 7.2 参照。
    インターネットメールプログラムは、メッセージのヘッダセクションにすでに追加されている Received: 行を変更したり削除したりしてはならない(MUST NOT)。SMTP サーバーはメッセージの先頭に Received 行を追加しなければならない(MUST)。既存の行の順序を変更したり、別の位置に Received 行を挿入したりしてはならない(MUST NOT)。
  • SMTP 環境では必ず提供されなければならない(MUST) FROM 節は、(1) EHLO コマンド内で提示される通りの送信元ホスト名と、(2) TCP 接続から決定される送信元の IP アドレスを含むアドレスリテラルとを、両方含むべきである(SHOULD)。
  • ID 節は RFC 822 で提案されている "@" を含んでもよい(MAY)が、必須ではない。
  • FOR 節が現れる場合、たとえ複数の RCPT コマンドが与えられたとしても、正確にひとつの エントリを含まなければならない(MUST)。複数の はある種のセキュリティ問題を引き起こすため、非推奨である。セクション 7.2 参照。

インターネットメールプログラムは、メッセージのヘッダセクションにすでに追加されている Received: 行を変更したり削除したりしてはならない(MUST NOT)。SMTP サーバーはメッセージの先頭に Received 行を追加しなければならない(MUST)。既存の行の順序を変更したり、別の位置に Received 行を挿入したりしてはならない(MUST NOT)。

ソース リンク
kunif
  • 1.8万
  • 3
  • 18
  • 28

たぶん、この仕様に基づいて記録されています。

RFC 5321(Simple Mail Transfer Protocol)

4.4. トレース情報
SMTP サーバーが配送またはさらなる処理のためにメッセージを受信したとき、セクション 4.1.1.4 で議論されている通り、メッセージ内容の先頭にトレース("タイムスタンプ(time stamp)" または "Received")情報を追加しなければならない(MUST)。

この行は以下のように構造化されなければならない(MUST):

  • SMTP 環境では必ず提供されなければならない(MUST) FROM 節は、(1) EHLO コマンド内で提示される通りの送信元ホスト名と、(2) TCP 接続から決定される送信元の IP アドレスを含むアドレスリテラルとを、両方含むべきである(SHOULD)。
  • ID 節は RFC 822 で提案されている "@" を含んでもよい(MAY)が、必須ではない。
  • FOR 節が現れる場合、たとえ複数の RCPT コマンドが与えられたとしても、正確にひとつの エントリを含まなければならない(MUST)。複数の はある種のセキュリティ問題を引き起こすため、非推奨である。セクション 7.2 参照。
    インターネットメールプログラムは、メッセージのヘッダセクションにすでに追加されている Received: 行を変更したり削除したりしてはならない(MUST NOT)。SMTP サーバーはメッセージの先頭に Received 行を追加しなければならない(MUST)。既存の行の順序を変更したり、別の位置に Received 行を挿入したりしてはならない(MUST NOT)。

おそらく、「example.net」の部分は、「(1) EHLO コマンド内で提示される通りの送信元ホスト名」、「example.com」の部分は、「(2) TCP 接続から決定される送信元の IP アドレスを含むアドレスリテラル」に該当すると思われます。

同文書の前後に以下のようにあるので、「Dovecot」で 「自身の "Received:" フィールド」については内容「example.com」を変更することは出来なくはないでしょうが、やらない方が良いでしょう。

3.6.3. リレーとしてのメッセージサブミッションサーバー

途中省略

セクション 6.4 の議論の通り、リレー SMTP はメッセージのヘッダ部やボディを検査したり、それらに基づいて動作したりする必要はなく、またヘッダに自身の "Received:" フィールド(セクション 4.4)を追加する場合と、オプションでメールシステム内のループの検出を試みる場合とを除き、そうしてはならない(MUST NOT)。 当然ながらこの禁止事項は、これらのヘッダフィールドまたはテキストに対する変更にも適用される(セクション 7.9 も参照してほしい)。

3.7.2. ゲートウェイにおける Received 行
メッセージをインターネット環境の内側または外側へ転送するとき、ゲートウェイは Received: 行を追加しなければならない(MUST)が、すでにヘッダセクションに追加されている Received: 行を変更してはならない(MUST NOT)。

他の環境から発信されたメッセージの "Received:" フィールドは、本仕様に正確に従わない可能性がある。しかしながら、Received: 行のもっとも重要な使用法はメール障害のデバッグ作業であり、Received: 行を "修正(fix)" しようとする善意のゲートウェイによって、そのデバッグ作業はひどく妨げられる可能性がある。 非 SMTP 環境で発生したトレースヘッダフィールドのための別の結論として、受信システムはトレースヘッダフィールドのフォーマットに基づいてメールを拒否してはならず(MUST NOT)、予期せぬ情報やそれらのヘッダフィールドのフォーマットを踏まえて、極めて頑強であるべきである(SHOULD)。

6.4. 不正行為を補正する

内容抜粋(全文は紹介先を参照のこと)

発信 SMTP サーバー、または初期投入(メッセージサブミッション)プロトコルとしての SMTP の接続先として使用される SMTP サーバーが必要とするのであれば、処理されるメッセージに以下の変更が適用されてもよい(MAY):

  • アドレスを適切な FQDN フォーマットに修正する

修正を行うべきかどうかやその方法を考慮するとき、クライアントに付いてサーバーが持つ情報が少なければ少ないほど、これらの変更は正しくなりそうになく、より警戒と保守主義とが適用されるべきである。これらの変更は中間リレー機能を提供する SMTP サーバーによって適用されてはならない(MUST NOT)。

関連記事:
メールヘッダの Received フィールドの読み方
▼各種メールサーバーのReceived: 形式▼