追記 コメントでいただいた内容について。
少し説明を端折りすぎてしまったようですね。
associatedtype
の名前はなんでもよいと思う
その通りです。「associatedtype
の名前」に大きな意味はありません。
protocol OptionalType {
associatedtype Hoge
}
extension Optional: OptionalType {
}
で、 Type 'Optional<Wrapped>' does not conform to protocol 'OptionalType'
というエラーになります。
これまたその通りですね。ただし、このエラーは「associatedtype
の名前」が異なっているから発生しているのではなく、「Hoge
がどのような型になるか決定できない」ために、起こっているものです。
例えば、次のように書いてやると、エラーは出なくなります。
protocol OptionalType {
associatedtype Hoge
var optional: Hoge? { get }
}
extension Optional: OptionalType {
var optional: Wrapped? {
return self
}
}
この場合、SwiftはプロトコルOptionalType
の実装にはvar optional: Hoge?
というプロパティ(最低getterだけでOK)が必要だということを知っている状態で、Optional
型を見るわけですが、すぐにvar optional: Wrapped? {...}
と言うプロパティが宣言されているのが見つかります。
var optional: Hoge?
↑↓
var optional: Wrapped?
この結果、Swiftの型推論が働いて、OptionalType.Hoge
はOptional.Wrapped
と同じ型である、と言うことになるわけです。
このように、「Swiftが型推論できるような実装を含めてやることで、異なる型名でも両者が同じものを表すとSwiftにわからせることが出来ます。」
説明がほとんど無かった点については大変失礼しましたが、先の例でもMyProtocol.MyAssocType
とMyClass.T
の「名前」は全く違っているのに、なぜ同じ型であるものと扱われるのか、はお分りいただけましたでしょうか。
まだまだ言葉足らずかもしれませんが、わかりにくいところがあれば、またコメントしていただけると助かります。