ここ Variables in an InlineScript Activity に使い方が解説されているようです。
InlineScript
の中から workflow
変数にアクセスするには、最初に一度だけ $Using:
を付ける必要があるとのこと。
また、InlineScript
の中で変更した値を workflow
変数に反映させるには、InlineScript
の戻り値として通知し、代入するようです。
ちなみに、Parallel
の Sequence
の中から workflow
変数にアクセスするには、$Workflow:
を付ける必要があるそうなので、もしかしたら両方組み合わせるとか、もっと別の何かが必要になるかもしれません。
Variables in Parallel and Sequence Statements
PowerShell における Windows Workflow Foundation 4.0 (WF) 利用のすすめ の「Workflow構文内での変数指定」の項に日本語の解説がありましたが、ドンピシャの説明とはいかないようです。
InlineScript
の中でカウントアップや表示するよりも、各ps1の戻り値を更に InlineScript
の戻り値にして、ForEachループの中で処理する方が良さそうです。
あと上記日本語記事によると、Write-Host
は workflow の中では使えないそうですが、版数アップ等で使えるようになったのでしょうか。まだ使えないなら Write-Output
や Write-Warning
、Write-Verbose
を利用するように書いてありますね。
他にちょっと性質の違う参考Q&A
Foreach -parallel object
スクリプトを Get-Random に置き換え、変数は最後に結果だけ出力するように作ってみました。
Windows10, PowerShell5.1 のコンソール画面で動きました。
workflow func1 {
$Errors = 0
ForEach -parallel ($i in 1..30) {
$ret = InlineScript { Get-Random -Minimum 1 -Maximum 20 }
$retnum = [int]$ret
if ($retnum -gt 10)
{
$Workflow:Errors += 1
}
}
InlineScript { Write-Host $Using:Errors }
}