そのプログラムでは合計3つのspam
の変数が登場しますが、区別がつくできるように名前コメントをつけると、こうとこうなります。
def scope_test():
def do_local():
spam1="local spam" # spam1
def do_nonlocal():
nonlocal spam # spam2
spam2="non-local spam"
def do_global():
global spam # spam3
spam3="global spam"
spam2="test spam" # spam2
do_local()
print("After local assignment:", spam2) # spam2
do_nonlocal()
print("After nonlocal assignment:", spam2) # spam2
do_global()
print("After global assignment:", spam2) # spam2
scope_test()
print("In global assignment:", spam3) # spam3
do_global_local
はグローバル当然ローカル変数のspam3
にを宣言して代入するしているだけでなので、scope_test
で宣言された変数spam
(spam2)には影響しません。
print("After global assignment:", spam2)
がprintdo_non_local
はnonlocal spam
により、グローバルスコープを除く外側のスコープに存在する一番階層が近い変数spam
(この場合spam2)を使いますよ、と宣言することになります。よってdo_non_local
を実行後はspam2の値は"non-local spam2"
になります。
(グローバルスコープとは一番外側のスコープです)
最後にdo_global
はglobal spam
によりグローバルスコープの変数spam
を使いますよ、と宣言します。コードにはグローバル変数spam
の宣言がありませんが、do_global
内でspam="global spam"
を実行した時点で、グローバル変数spam
(spam3)が作られます。
結局、do_global
はspam2に影響しないので、"non-local spam"
が出力されるということになります。