XmlSerializer
はXmlReader
、もしくはTextReader
やStream
などの一方向アクセスを行う型を引数に取ります。これは内部的にXMLノードを先頭から順に処理しており、XMLドキュメント全体へアクセスは不要であることを表しています。
一方のXmlDocument
はXMLドキュメント全体に対して自由な操作を提供するクラスです。ですので一般論としてはXmlReader
よりメモリ使用量や初期化にかかる時間が大きくなります。
ですので、不必要にXmlDocument
をインスタンス化することは避けた方がよいです。XmlDocument.PreserveWhitespace
に対応するXmlReaderSettings.IgnoreWhitespace
は既定でfalse
ですので、特にオプションを指定せずに
XmlReader xnr = XmlReader.Create(path);
と置き換えることができます。前述のとおりXmlSerializer.Deserialize
はStream
およびTextWriter
を受け付けますので、引数とする型はXmlReader
ではなくFileStream
やStreamReader
とすることもできます。
また例外処理についてはエラー発生時の復帰処理を含めて考える必要があります。例えば「保存失敗時は1秒後に再度書き込みを行い、10回失敗したらエラーとする」場合などこのメソッド専用の処理が必要な場合はSaveXml
内で例外を処理する必然性がありますが、特にないのでしたらアプリケーションの呼び出し階層最上位に近い場所で汎用的な処理をすべきだと思います。