@zaki50 さんのと考え方は同じですが、別解です。
@zaki50 さんのやりかただと、ref.get()
がリファレントの実体(i.e. Context
インスタンス)を返すため、コードの書き方によってはGCを邪魔してしまいます。また、GCを待つために何度もref.get()
を実行する必要が出てくるかもしれません。
これらをさけるためにReferenceQueue
が使えます。これにWeakReference
を登録しておくと、そのリファレントへの参照がなくなったときにReferenceQueue
を通して通知を受け取ることができます。
まず、Context
インスタンスを使う辺りで、それを以下の様にReferenceQueue
に登録します。
ReferenceQueue<Context> queue = new ReferenceQueue<>();
WeakReference ref = new WeakReference<>(this, queue);
これらのqueue
とref
は、後で参照できてGCされないどこかに保持しておきます。
次に、登録したインスタンスへの参照がなくなったと思うところで、以下を実行し、本当になくなったことを確認できます。
System.gc();
queue.remove();
System.out.println("参照なくなった");
登録したインスタンスへの参照がなくなったことにガーベジコレクタが気付くと、ガーベジコレクタはそのインスタンスのWeakReference
をqueue
に突っ込みます。
queue.remove()
はqueue
にWeakReference
が突っ込まれるまでブロックするので、ループ等しなくてもGCを待てます。
queue.remove()
が返すのは登録したインスタンスそのものではなく、そのWeakReference
なので、GCのじゃまも一切しません。