マネージリソースは .NET のランタイム(CLR)によって管理(マネージ)されているリソースで、その解放処理はCLRが責任を持ちます。また、その大半はGCの対象になっています。
一方アンマネージリソースはネイティブAPIで直接確保したリソースなどが該当します。これらの確保・解放にCLRは関与しないため、利用者が責任を持って解放する必要があります。
直接・間接的にアンマネージリソースを確保していようが、CLRの管理下にあるオブジェクトはマネージリソースと言えます。故に FileStream
オブジェクトはマネージリソースです。
マネージリソースはいつかは解放されるわけですが、メモリを大量に消費するリソースや、排他的に確保されるリソースなど、自動的な解放を待っていられない場合があります。そのような場合に手動で解放するのが IDisposable.Dispose()
です。
なのでこれが呼び出された場合には、そのオブジェクトが保持するアンマネージリソースのみならず、メモリを大きく消費するマネージリソースや、 IDisposable
オブジェクトをすぐに解放する必要があります。これが Dispose パターンの Dispose(bool)
内で行うマネージオブジェクトの解放です。