現在、表題のようなデータに対して分析を実行しています。
データの内容に関しては規約があるため詳しく説明することができませんが、以下のような方法で採取されたデータです。ここで、被説明変数をy,説明変数をxとします。また、時刻をtとします。
時刻tにy(t)が観測される。直近の説明変数x(T|t-100<T<t),(直近100イベントのレコードx)が収集される。また、説明変数xは長期記憶性を持つことが知られている(時刻間で強い相関を持つ)。また、イベント発生時刻tは通常の時系列解析で想定されるような連続値を取らないです。具体的には、ポアソン点過程に従う非連続なイベントです。
上記のようなデータであるため、ARIMA modelのような通常の時系列解析には乗らない解析となります。また、OLS推定しようとすると、変数間に強烈な相関があるため、多重共線性が問題となり正しいパラメータの推定を行うことができません。
この分析のゴールは、説明変数のパラメータ正しい推定です(予測ではなく識別問題です)。もし、なにかアイディアがある方がいらっしゃれば、教えていただけると幸いです。
x(t)
がポアソン点過程とのことですが, ポアソン点過程は無記憶な過程の典型例です. (あるいは「非一様ポアソン過程」のことかもしれませんが, 一旦理論モデルの話は脇において) そちらの言う 「x(t)
が長期記憶」というのは,x[t]
がほとんどの時点でゼロなのでy(t) = b0 * x[t] + b1 * x[t-1] + b100 * x[t-100]
のような回帰モデルを当てはめようとしたところ,x[t], ..., x[t-100]
間で多重共線性がある (実際にはゼロが多すぎるからかも?) のでうまく推定できてないように見える, ということでしょうか?