自然言語文中にメソッド名を記述するときに、Objective-Cでは+[Foo bar]や-[Foo baz:qux:]の様に書いたと思いますが、Swiftではどのように書くのが一般的でしょうか?
3 件の回答
RubyだとインスタンスメソッドはRange#each
のように「#」で繋いで書き、クラスメソッドはRange.new
のように「.」で繋いで書きます。このようなドキュメントや本を書く上で標準化された表記法のルールがあるか、という質問ですよね?
Objective-Cでは+[Foo bar]
や-[Foo baz:qux:]
のように「+」と「-」で区別し、あるいは文脈でレシーバが明らかなら、-objectsForKeys:notFoundMarker:
などと書くのが慣例的に行われてきたと思います。
Swiftは今のところはっきりと決まったものは無いと思います。
強いていえば単体のメソッドやfunctionはアップルのドキュメントに倣ってdrawRect(_:)
のように書いている本やサイトが多いと思います。
Rubyのようにクラスメソッドとインスタンスメソッド(あるいはStaticメソッド)をうまく区別する表記法は無くて、区別なくArray.append(_:)
のように単にドットで繋げて書いていることが多数のようです。
Swiftではありませんが、Javaはドキュメント中でClassName.methodName()
と表記することが正式となっています。オーバーロードを区別するための引数リストはClassName.methodName(Type1, Type2, ...)
のように型名のみだったり、ClassName.methodName(Type1 arg1, Type2 arg2, ...)
のようにパラメータ名を含めたりすることもあります。静的メソッド(クラスメソッド)と非静的メソッド(インスタンスメソッド)で区別する記法はありません。
Javadoc形式のコメント内ではClassName#methodName()
と表記しますが、ドキュメントジェネレータに処理させた結果として出力される文書では、#
は.
に置換されるようになっています。
※個人のブログ記事などでは文章中でもClassName#methodName()
と表記されていることが多いですが、おそらくJavadoc中の表記をそのまま(間違って)使っているのだと思われます。
C#もClassName.MethodName()
の形式です。
C++はスコープ解決演算子::
を使ったClassName::MemberFuncName()
の形式です。規格書にも頻出します。
+[Foo bar]
や-[Foo baz:qux:]
とは記述しませんね。-[FBSession closeAndClearTokenInformation]
と出力されます。stackoverflowでの質問でも'-[UIView initWithFrame:] returning nil' stackoverflow.com/questions/26190372/… のように利用されていますね。18年くらいObjective-Cを触ってますが、一般的な記述形式だと思います。文中というのが分かりにくかったですね。自然言語文中です。質問を編集しました。NSObject
を見ると、クラスメソッドもインスタンスメソッドも区別せずload()
表記になりますが、see also では– load
表記とブレていますね。