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bash で file という名前のファイルを削除したいが、そのファイルが存在しなかったときも終了ステータスを 0 にしたいと思い、rm -f file を使いました。しばらくして、とある方が同じ目的で rm file || true を使っていることを知りました。私の環境ではどちらの場合もスクリプト実行後の $?0 になってくれたのですが、それ以外の違いがあるのか、man を見てもよく分かりませんでした。

質問: rm -f filerm file || true の挙動に何か違いはありますか? 特定の環境における差でも構いません。

私の環境: bash 4.3.48(1)-release (x86_64-pc-linux-gnu), rm (GNU coreutils) 8.25

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    確かに GNU coreutils のマニュアルは解り難いですね。特に「確認も行わない」というのが「存在しないファイルを無視する」場合の話だと誤解されそうです。Open Group の記述 の方が網羅的で誤解がないかも知れません。
    – mjy
    2017年9月17日 7:38
  • @mjy POSIX 版のマニュアルが公開されていたのですね! GNU coreutils はほぼ POSIX 互換のはずなので、そちらのマニュアルを見てもよいということですね。なるほど、ありがとうございます。
    – nekketsuuu
    2017年9月17日 8:15

2 件の回答 2

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file が無いとき
- rm -f file は無言で終了し終了コード 0
- rm file || true は「ファイルがありません」のメッセージを stderr に出し終了コード 0

ディレクトリ hoge の下にファイル piyo があって cd hoge してあるものとして

hoge の権限が rwx (ディレクトリ自体には書き込み許可)
piyo の権限が r-- (ファイルは書き込み不許可)
であるとき (このとき piyo は削除可能)
- rm -f piyopiyo の書き込み不許可を無視して無言で削除を行い終了コード 0
- rm piyo || true は確認メッセージを表示し入力待ちとなります。
 - 人の介入待ちとなってしまうのでスクリプトや Makefile で使うのは困難でしょう。
 - 終了コード 0 が得られることに違いはありません。

hoge の権限が r-x (ディレクトリ自体に書き込み不許可)
piyo の権限が r-- (ファイルは書き込み不許可)
であるとき (このとき piyo は削除不可能)
- rm -f piyopiyo の削除不能を表示し、終了コード 0 以外を返します
- rm piyo || true は確認メッセージを表示し入力待ちとなります。
 - 人の介入待ちとなってしまうのでスクリプトや Makefile で使うのは困難でしょう。
 - 削除失敗であっても終了コード 0 を返すので混乱を招くでしょう。

特に Makefile 中の clean: などに使う場合には rm -f のほうが断然安全です。

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rm file || trueだと、そのファイルを消すか尋ねられますが、rm -f fileだと尋ねられません。-fはnever promptなので。
前者が尋ねられるかどうかは環境によるかもしれませんが.

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