0

プリプロセッサに詳しい方にお聞きしたいのですが、ここの
このコードがどういう順番で展開されるために、NGなのか

#define str(s) #s   ①
#define foo 4      ②

str(foo);

下ではなぜOKなのか

#define xstr(s) str(s)
#define str(s) #s
#define foo 4

私には理解できませんでした。

#define JOIN(x, y) JOIN_AGAIN(x, y)
#define JOIN_AGAIN(x, y) x ## y

上ののコードもわかりませんでした。

1
  • リンクも貼ったし、どっちでもいいかなって思った。けど、週末までには書き直す。
    – todo
    2017年4月19日 11:51

2 件の回答 2

5

JIS X 3014:2003 (ISO/IEC 14882:2003) 16.3.1 実引数代入
JIS X 3010:2003 (ISO/IEC 9899:1999) 6.10.3.1 実引数置換

実引数の中のすべてのマクロを展開する。ただし、置換内容列の中の次の仮引数は除く
- 前処理字句 # または ## が前にある仮引数
- 前処理字句 ## が後に続く仮引数

これがどういう意味か、というと

# あるいは ## の対象は、そのマクロの仮引数に与えられた字句(ソースコードに記述した文字の列)そのものです。この質問での提示例 str(foo) の引数は foo という字句ですが、 foo#define されてても置換しない、あくまで foo という字句であるものとして扱う、ということです。

提示 str は字句を文字列化するマクロなので、結果は "foo" となります。 "4" とはなりません。

さて __FILE____LINE__#define されているかのごとくに振舞う仕様です。

#define __FILE__ "example.c"
#define __LINE__ 17

リンク先の static_assert の最終展開結果が assertion_failed_at_line___LINE__ ではおいしくなくて assertion_failed_at_line_17 であってほしいわけです。であれば ### の直接対象に __LINE__ という字句ではなくて、その展開結果 17 を与えたいわけです。そのためにはもう一段マクロをかませて、1段目には ### を使わないことでマクロ展開を行わせ、2段目はその展開結果に ### を適用し結合させる、ことで目的を達成できることになります。

2
  • 要するに①しか適応されてない。じゃ、なんで②は適応されなかったの←こういった子供っぽい質問です。多分聞きたいのは優先順位の問題です。もし仮に①②が逆になったとしても?ですか
    – todo
    2017年4月18日 11:08
  • ③ str(foo) に対して②が適用されない根拠を示したつもりですがどこがわかりませんか? ソースコード上①と②が逆順に現れても同じことです。
    – 774RR
    2017年4月18日 11:46
0

JISの文章を引用すると

実引数の中のすべてのマクロを展開する。ただし、置換内容列の中の次の仮引数は除く
- 前処理字句 # または ## が前にある仮引数
- 前処理字句 ## が後に続く仮引数
JIS X 3014:2003 (ISO/IEC 14882:2003) 16.3.1 実引数代入
JIS X 3010:2003 (ISO/IEC 9899:1999) 6.10.3.1 実引数置換

端的に説明すると、引数の先が#だったり##だったら置換しません。ということ
なので

#define str(s) #s   ①
#define foo 4      ②

こう書いてしまうと

str(foo);

引数の先が#なので②は置換されずに"foo"と扱われてしまう。そこで、以下のように書く

#define str(s) str_cp(s) 
#define str_cp(s) #s   ◎
#define foo 4      
str(foo);

すると無意味に感じられる◎は一度目の置換動作で

#define str_cp(s) #s   ◎
str_cp(4);

となり、最終的に"4"と望む結果が得られる。
実行順序を考えると#や##が先で定数やマクロ関数が次という考え方もできる。

0

この質問に回答するには、ログインする必要があります。

求めていた回答ではありませんか? のタグが付いた他の質問を参照する。