Vim標準セットでのコマンドラインの絞込み方法を:set
の場合で説明します。
:set <C-D>
:set
(後ろにスペースあり)と入力した後にctrl-d
を入力するとカーソルより前のパターンに一致するオプションを一覧表示します。(この場合は全オプションを一覧表示)
一覧表示が画面に全部表示しきれない時は画面下に-- 継続 --
(または-- More --
)と表示され、スペースキーを押すことで続きが見れますし、q
でキャンセルすることが出来ます。
一覧表示をキャンセルしたあと、a
を入力後に再度ctrl-d
を入力してみてください。
:set a
all arabic allowrevins ambiwidth autoindent autowrite
aleph arabicshape altkeymap autochdir autoread autowriteall
:set a
a
から始まるオプションが一覧表示されました。ここまで絞り込めたらあとは<Tab>
キーを押してオプション名を補完すれば楽に入力できます。
ctrl-d
と<Tab>
のパターンには*
も使えますので、たとえば「オプション名にtime
が含まれるものを一覧表示/補完したい」場合は
:set *time
と入力した後にctrl-d
や<Tab>
を押します。
以下はctrl-d
を押した場合の表示です。
:set *time
matchtime redrawtime timeout ttimeout updatetime
mousetime runtimepath timeoutlen ttimeoutlen
:set *time
ちなみにパターンは*time
ですがVimの内部で後ろに*
を付加して*time*
でマッチングしているので途中にtime
を含むオプション名も対象になっています。
詳細はヘルプを参照下さい。この2つを知っているだけでだいぶ捗ります。
:h c_ctrl-d
:h c_<Tab>
もちろん、:let
と:map
の場合でも同様のことがおこなえます。