PuTTYで設定可能か
オリジナルのPuTTYではおそらく出来ないと思われます。しかし派生版の中には独自機能としてキー定義が追加されている物があります。
例えばICE IV版GDI PuTTYやD2D/DW PuTTYではプライベートキー定義で設定が可能です。
Ice IV版PuTTY設定例
ICE IV版PuTTYでは、以下の設定を追加するとEmacsでC-.
およびC->
を認識するようになります。(TERM環境変数はxtermにして下さい)
Vkey190=.,>,\033[27;5;46~,\033[27;6;62~,\033.,\033>,\033[27;7;46~,\033[27;8;62
他のキーでの対応も考えるならば、このxterm風キー定義を追加するのが楽でしょう。
他の手段
何らかの理由でオリジナルのPuTTY、もしくは(キー定義機能の無い)特定の派生版のPuTTYを使いたい場合、AutoHotKeyが利用できるかもしれません。
AutoHotKey設定例
以下のAutoHotKeyスクリプトを利用すると、putty.exeにC-.
が入力された時に<ESC>[27;5;46~
が入力されます。
#IfWinActive ahk_exe putty.exe
^.::
Send, {ESC}[27;5;46~
Return
#IfWinActive
他の端末エミュレータ
逆にPuTTYにこだわらない場合、キー定義が可能な他の端末エミュレータを利用する方法があります。
例えば、以下の端末エミュレータではキー定義が可能です。
Tera Term設定例
Tera Termではキーボード設定ファイル(KEYBOARD.CNF
)を編集する事によりキー定義を行えます。
EmacsでC-.
を認識させるにはKEYBOARD.CNF
の[User keys]
セクション(最後)に以下の設定を追加します。
User1=1076,0,$1B[27;5;46~
また、将来のバージョンではxtermのmodifyOtherKeysという機能に対応予定なので、将来的には特に設定を追加しなくてもC-.
やC-;
等のキーがEmacsで使えるようになるはずです。
RLogin設定例
以下の手順で設定できます。
- 設定したいサーバエントリで
編集
を押す
- 左の項目で
キーボード
を選ぶ
キーコード
にある新規
を押す
Key Code
で$BE(.)
を選び、右のCtrl
チェックボックスにチェックを入れる
Assign String
に\033[27;5;46~
を入力する
OK
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Poderosa設定例
以下の手順で設定できます。
- メニューの
ツール
-オプション
を選ぶ
- ダイアログの右側の項目で
操作
を選ぶ
キーボード
の追加キー定義
にCtrl+Period=0x1b[27;5;46~
を追加する
OK
を押してダイアログを閉じる